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衣食住アンドweb 見聞 No.21
空き家を放置すると固定資産税が6倍に?
平成27年5月26日に完全施行された「空家対策特別措置法(空家等対策の推進に関する特別措置法)」がそれです。
この「空家対策特別措置法」は、手入れのされていない放置された空き家を防災、衛生、景観の保全、また、その活用促進のために作られた法律です。
これによって各自治体(市町村)が空き家の確認作業を行い、その結果「特定の状態が当
てはまる空き家(特定空き家)」であると判断された場合、これまでその空き家が建つ土
地に支払っていた固定資産税が、最大で今までの6倍の額になる可能性が出てきました。
以下の表で固定資産税の税率を見てみましょう。
それでは、以下の例で具体的な数字を当てはめてみましょう。
・250㎡の住宅用地
・課税標準額(土地) 3,800万円
・課税標準額(建物) 1,000万円
250㎡の住宅用地の場合、小規模住宅用地として200㎡が該当し、それ以外の50㎡は一般住宅用地として算出します。
上記の全ての計算結果を足した「246,300円」が固定資産税になります。
次に、優遇処置(6分の1、3分の1)がなくなった場合を見てみましょう。
結果「672,000円」となり、その差額は「425,700円」となります。
これが、「特定空き家」に指定された場合の固定資産税となるのです。
by iroha
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